祇園囃子 (1953) ー私は大の若尾文子好きー

230px-Gion_bayashi_poster.jpg

溝口健二監督。木暮実千代、若尾文子。

わたしは大の若尾文子好きです。昔から、若尾文子の小生意気な感じの顔つき、何とも言えない官能的な佇まいが大好きでした。この映画を見るのももう三度目です。

代表作は色々あります。増村保造映画なら『赤い天使』とか『刺青』、『妻は告白する』。川島雄三監督の傑作『しとやかな獣』など。

この『祇園囃子』は若尾文子さんが二十歳の時の作品。まだ初々しい。そして、今見てみると、若尾文子さんでなくて木暮実千代さんがとてもいい。木暮実千代さんというと黒澤の『酔いどれ天使』の悪女的なイメージが強かったけれど、この映画の芸妓「実代春」役は奥が深い。若尾文子演じる「実代栄」の姉貴分として、芸妓の酸いも甘いも知っている彼女が、実代栄を一人前の芸妓に育てようとするが、そこは花街。日本文化の表と裏を併せ持つ芸者社会。男どもの汗臭い思惑に翻弄される。

お金がある者が強い世界。それは花街の鉄則。しかし実代春は彼女なりの芸妓としてのプライドと信念をもっていて、それに背くことは行おうとしないのだが…。

ラストシーンは印象的だ。実代春と実代栄は前より鋭い、凄みをもった眼差しで、祇園の街を、前を見据えて歩いていく。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中